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大学の概要

長榮大學

長榮大學Chang Jung Christian University(CJCU)は、台湾南部に位置する私立大学です。1993年、台湾キリスト教長老教会を母体に、学生一人一人に授けられた主からの恩寵と才能を発揮すべく、愛、尊重、奉仕の精神を基本理念として建学されました。その淵源は、100年以上前の1885年に開校した長榮高級中学にまでさかのぼります。

現在学士課程 37、修士課程14、博士課程1を有しています。

  • 設立:1993年
  • 学長:李泳龍教授
  • 大学の所在地:
    • 台南市中心部の南東約10km,高雄の北約30km
    • 86号バイパスの大潭インターチェンジより南に約3km
    • 台湾新幹線台南駅より南に約3km
  • 住所
    • 711301 台湾台南市歸仁區長大路一号
  • 敷地面積
    • 27ha
  • 在学者数(2020年秋季時点):
    • 在籍学生:8,248人
    • 学部学生:7,772人
    • 大学院生:476人
    • 卒業生:1,840人
  • 教職員数:
    • 常勤:325人
    • 非常勤:253人
  • 研究センター:12
  • 学生寮:4つの学生寮に、計3,305名が入居可能です。
  • 特色ある建築:
    • 2008年に竣工した「蘭大衛(David Landsborough)記念図書館情報センター」は、敷地面積約18,500平方メートル(5,600坪)を誇り、全館に1,247の座席があるほか、各種視聴覚設備が整えられており、学習や娯楽の場となっています。
  • その他の設備:
    • インターネット:学内施設でインターネットが利用可能です。
    • 放送局:「長榮の声」(FM 88.3)というラジオ放送があります。
  • 学生サークル: 60以上の学生サークルが活動しています。
  • ( 2008学年,每学期)各学期約45000台湾元 です(学科により異なり、専門講習費が必要な場合もあります)
  • 奨学金:約100種類、総額3,000万台湾元以上に及ぶ奨学金が申請可能です。
  • 伝統行事:クリスマス・イルミネーション、クリスマス・キャロル、卒業式での洗足式。

かつて二仁渓は、台湾で最も汚染がひどい川と言われていました。養豚場の汚水や工場の重金属を含んだ廃水が直接流れ込んでいたからです。そこで、二仁渓の河畔にある長榮大學の教員有志が立ち上がりました。学生や地域の住民たちと二仁渓巡回チームを立ち上げ、汚染の源を突き止めて環境保護局に改善策を提出し、また二仁渓保護センターも設立しました。そうして十数年の時を経て、二仁渓の水質は大幅に改善され、魚や鳥が戻り、生態系も回復されたのです。この二仁渓の復活は本当に喜ばしいことであるとともに、献身的に努力してくれた教員や学生たちは、まさに長榮大學の誇りであると言っていいでしょう。

けれども、これでもう終わりではありません。二仁渓とともにある長榮大學には、時間を後戻りさせない責任と義務があります。現在の二仁渓を維持し、さらにより良い環境が作られるよう目指していかなければならないのです。その後、長榮大學では、保護活動とボランティア活動、そして授業を結び付け、実践学習の場としても、二仁渓の環境維持と改善に取り組んできました。そしてこれにより、さらに多くの教員や学生たちが二仁渓に親しむようになり、とりわけ学生にとっては、大学と二仁渓が共存し、ともに発展していく重要なパートナーであることをより深く理解するようになったことでしょう。それだけではありません。長榮大學が取り組んだ二仁渓保護運動の成果と経験は、河川と生態系の保護の大切さをまざまざと示してくれたのであり、まさに環境保護教育にとって絶好の教材となってもいるのです。しかし努力はまだまだ続きます。歩みを止めれば、輝かしい明日はやってこないのです。